毛利家のキリシタン大名毛利秀包

一、毛利秀包と豊臣秀吉 毛利秀包(ひでかね)は、永禄十年(1567年)安芸の国郡山城で、父元就七十一歳の時に、継室乃美大方を母に九男として生まれた。 元亀二年(1571年)備後太田家を相続し白井兵庫景俊が秀包の後見人となる。 天正七年(1579年)異母兄…

映画「ソーシャルネットワーク」のアジア人女性について  

2月に映画「ソーシャルネットワーク」を見ました。 去年パパラッチに2人の写真を撮られました。 2月のブログアップの時に、映画のことと写真のことを書きました。 フェイスブックCEO 結婚 タグ: 結婚, 記事一覧, 国際, 社会・歴史, 北米・中南米 20.05…

映画 「ナチス、偽りの楽園」

映画とユダヤ人 映画の原題 : 「Prisoner of Paradise (楽園の囚人)」2003年 アメリカ制作 監督・脚本 マルコム・クラーク ユダヤ系ドイツ人の俳優・映画監督クルト・ゲロンの生涯を描いています。 当時ナチスドイツに協力したとみられていたユダヤ人…

映画「約束の旅路」  #1 映画の時代背景

映画「約束の旅路」 #1 映画の時代背景 19世紀・20世紀ともにユダヤ人は大変な迫害を受けます。 「屋根の上のヴァイオリン弾き」に代表される帝政ロシアの19世紀後半からのポグロム、 「シンドラーのリスト」・「戦場のピアニスト」に代表される20…

映画「卒業」    映画とユダヤ人

アメリカン・ニューシネマ時代 アメリカ映画には、人に希望と夢(アメリカンドリーム)を与えるものがありました。 そこにはハッピーエンドでヒーローが生まれます。 ところが1960年後半から70年代は、「俺たちに明日はない」・「イージー・ライダー」…

映画「終電車」  映画とユダヤ人

映画「終電車」に見る「ユダヤ人問題」 1980年のフランス映画です。 1942年ナチスドイツ軍占領するフランスのパリには、占領下時代特有の閉塞感が支配しています。 映画の背景は、夜景と狭い場所での場面描写が基本に成り、ラジオから流れるシャンソ…

映画「ソーシャル・ネットワーク」  映画とユダヤ人  

映画「ソーシャル・ネットワーク」は、SNSで今流行のフェイスブック誕生物語です。 フェイスブックの創始者は、マーク・ザッカーバーグでハーバード大の学生の時にフェイスブックを立ち上げます。 フェイスブックはなぜ急速に登録者が拡大するのか?そし…

映画「ウォール街」    映画とユダヤ人

映画「ウォール街」(原題 Wall Street)の公開は、1987年12月11日です。 2か月前の1987年10月19日(月)は、ブラックマンデーと言われ、ウォール街の株は大暴落し レイオフ旋風が吹き荒れ、不動産価格は暴落しアメリカは不況に陥…

映画 「栄光への脱出」    映画とユダヤ人

映画「栄光への脱出」は先日他界したポール・ニューマンが主演。 レオン・ユリスの小説「エクソダス」の映画化で、監督はオットー・プレミンジャー。 1960年アメリカ映画で、映画名は小説名と同じ「エクソダス」。 Exodusはギリシャ語で、大挙した…

映画に見るユダヤ人  その10 「戦場のピアニスト」 #4

「戦場のピアニスト」のテーマは、新進気鋭のユダヤ系ポーランド人ピアニストシュピルマンがユダヤ人仲間から そしてポーランド人音楽仲間から助けられ生き延びていきます。 さらに敵のドイツ軍将校との出会いでもピアニストゆえに生きながらえる物語です。 …

映画に見るユダヤ人  その9  「戦場のピアニスト」 #3

なぜピアニストが生き延びれたのか?について ウワディスワフ・シュピルマンは、ポーランドのワルシャワゲットーに住むユダヤ人ピアニストです。 この時にはすでにワルシャワラジオ放送局でピアノを演奏する名の売れたピアニストです。 戦時下においてシュピ…

映画に見るユダヤ人  その8  「戦場のピアニスト」 #2

「戦場のピアニスト」 #2 ピーター・カソヴィッツ監督 1938年生 ユダヤ系ハンガリー人 7歳終戦 「聖なる嘘つき」 1999年61歳の作品 ロマン・ポランスキー監督 1933年生 ユダヤ系ポーランド人 12歳終戦 「戦場のピアニスト」2002年69歳の作品 二人と…

映画に見るユダヤ人  その7 「戦場のピアニスト」 #1

「戦場のピアニスト」 #1 前回のブログは、「聖なる嘘つき」ピーター・カソヴィッツ監督を取り上げました。 ピーター・カソヴィッツ監督は、1938年ブタペスト生まれのユダヤ系のハンガリー人でホロコーストを 生き延びた人物です。 今回は「戦場のピア…

「映画に見るユダヤ人」その6  ユダヤ人の歴史

「映画に見るユダヤ人」を通して「ユダヤ人の歴史」を展望します。 1.「天地創造」 2.「ソドムとゴモラ」 3. 「 十戒 」 (聖書のエクソダス) 4.「サムソンとデリラ」 5.「キング・ダビデ 愛と闘いの人生」・「ソロモンとシバの女王」 6.「パッ…

映画に見るユダヤ人  その5 「聖なる嘘つき」 #3

「聖なる嘘つき」 #3(2)ここでドイツ心臓外科医の権威キルシュバウム医師と元パン屋ヤコブの共通点とは? ゲットーとは絶望が支配する希望の無い世界であり、毎日数人の自殺者が出ているユダヤ人強制居住地区です。 ヤコブが偶然ドイツ軍のラジオでソ連…

映画に見るユダヤ人  その4 「聖なる嘘つき」 #2

「聖なる嘘つき」 #2 #1であらすじと大まかな感想を書いたので、いくつかのポイントに絞って書きます。 (1)シリアスな映画にコメディ役者ロビン・ウィリアムスが名演技とは? 評価は別として名画になる舞台が揃っています。 原題: JAKOB the…

映画に見るユダヤ人  その3 「聖なる嘘つき」 #1

「聖なる嘘つき」 #1 ピーター・カソヴィッツ監督 原題「JAKOB the LIAR」 内容に入る前に二つあります。 題名の日本語訳がピンとこない。[嘘つきヤコブ」でよいのでは? そして映画音楽はどこかで聞いたことがあり、「マルサの女」の曲に似て…

映画に見るユダヤ人  その2 「屋根の上のバイオリン弾き」 #2

ロシア帝政時代のポグロム前夜、本格的なポグロム(ユダヤ人迫害)の嵐が吹く前で風前のともしびのユダヤ人達。 ポグロムは、ただユダヤ人という理由だけで略奪・迫害・追放・虐殺が公然と行われていました。 アイザック・スターンの哀愁が漂うバイオリンの…

映画に見るユダヤ人  その1 「屋根の上のバイオリン弾き」 #1

「屋根の上のバイオリン弾き」 #1 ショーレム・アレイヘムの短編小説「牛乳屋テヴィエ」(1894年)を原作としています。 1964年ミュージカル「Fiddler on the Roof」(屋根の上のバイオリン弾き)として米国で上演されました。 1…

「同じ一つの神に三つの宗教」の一神教

一神教は、日本人には分かりにくい宗教なので説明が要ります。 ユダヤ教・キリスト教・イスラム教と3宗教は同じ一つの神なのに3宗教を持ちます。 兄弟や親子の関係でなく、渋柿の幹に甘柿が成るような接ぎ木の世界です。 ユダヤ教の切り株(根と幹)にイエ…

「地球は一神教の星」

今日の世界の人口61.3億人のうち52.8%以上は、「一神教の神」を信じています。 民主主義の世界なら、「地球は一神教の星」になります。 日本から見ると「知られざる世界」の物語です。 世界の人口61.3億人 キリスト教20.2億人・イスラム1…